また憶測やらどうでもいい事実がとびかうかと思うと

事件が起こると、想像力豊かなひとたちがその想像を言葉にして表現し、その言葉が真偽不明というか憶測にすぎないものなのに力を持って世の中に影響をあたえはじめるなどという事態が起こり、たいていのひとは嘘を嘘と見抜けないというか真実を知る術がないので、真実なんかちっともわからないまま、ぽこぽこ湧いてくる憶測に一喜一憂、驚嘆して終わるんだろうなー。なるほどー報道がエンタテイメントとはよくいったもんだ、といった感じ。
そんでまあそういうのを煽るように、事件関係者のバックグラウンドなどを取材してみました、なんていうのがはじまり、たいていは、とても普通っぽいひとだった、というような結果がでてきたりする。よくて、DQN だったとかオタクだったとか精神的に病んでたとか、そういう異質っぽいもの、事件のきっかけかもしれないものがみつかるくらいか。何か顕著なものが見付かれば、世の中のひとたちは、自分と関わりの薄いものが原因であった、よかった、そういった異質なものには注意しよう、などと思うようになるので、それはそれで大収穫でよかったですね。