mja

2008-06-08-dlog

本番で翌早朝に出発するため、とある学校に前日泊した。そこには体育館のようなものが数棟あり、メンバーはそれぞれ、その体育館のような場所で夜をあかす。自分も他のひとたちとだべったあと、そのうちのひとつで寝た。
翌朝、外へ出ると、警察がきていた。なんでも自分が寝ていたところで、マットが大量に屋外へ出されているというイタズラがあったらしい。なにか心当たりはありませんか、と我々の代表が訊かれていた。そういえば、昨晩、入口を閉めずに寝てしまったかもな、と思い、もしかしたら自分は心当たりのあるひとかもしれない、と自ら挙手し、警察官のもとへゆき、事情をはなす。もしかしたら自分は事情を知ってるかもしれません、とか言って。
ほどなくして自分は連行されることになった。他のメンバーたちが見ている前で、警察官に手をガッチリとつかまれ、先日犬に噛まれたところをつかまないで欲しいなどと逆ギレ?しながら、警察車輌に乗せられた。体育館の入口を閉めなかった程度の過失だから、たいしたことでもない、という気持ちもあってか、自分は強気だった。
警察官というよりは指導員と言った感じの二人組に、近所の旅館(坂道に面し、受付・ロビーが1階で、個室などは下へ続き地階になっている)の、一番奥の部屋へ連れられ、事情を聞かれることになった。なにしろ微妙なイタズラで、どうしたものか、といった感じではあるが、警察沙汰であるし、なにかしらの落とし前をつけねばならない、といった状況で、君、自分が何したかわかってる?と二人のうちのひとりが言ったので、よくわかってません、ただ、わかってることは、昨夜入口を閉め忘れ…などと弁明した。
するとそこへ、せんせいがやってきた。自分を一瞥し、不機嫌そうな顔をした。自分を無視するように、二人のほうをむき、なにやら話しをしはじめた。それまで気丈っぽいそぶりを見せていた自分だったものの、本番前だったのに、こういった騒ぎになり、周りに迷惑を掛けているということに気付き、とても申し訳ない気持ちになり、なんだか泣きそうになってしまっていた。話が終わり、せんせいが自分のもとへやってくる。「またつづけてる、まただらだら続けられてる、まただらだら…」と、ただそれだけ言われた。そこで目が覚めた。よくわからないが、起きたら泣いていた。