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5分でわかるふつうのレポートの書き方

うわあレポートだあ、と言ってぎりぎりまでやらずにいて、仕方ねえ、よくわかんねえけど書くか、っていうのはよくないのでレポートの書き方の当たり前を書く。

  1. レポートの目的を確認しよう。
    • 誰にむけて書くのか。なぜそのレポートを書くのか(大学などの講義であれば、授業内容の理解度の確認である場合が多いだろう。大学でのレポートの場合、経済学の基礎などでは名前こそレポートとなっているが、その内容はただの演習だという場合もある。社会科学などの教科で用語の解説をせよというものも同じで、能動的な学習をするようレポートという名目で課題を与えられているということになる)。
    • また指定がある場合は、書くべき対象、参考にすべきテキスト、フォーマット、期日などを確認する。
  2. レポートの目的に応じた問題設定をしよう。または問題が指定されている場合、問題を理解しよう。
    • 何について考え、自分の考えを述べていくのか、最初にはっきりさせておく。書いているうちにいろいろな考えがでてくるかもしれないが、あまり横道にそれてもぼんやりとしたレポートになってしまうので、自分が何について考えるのか最初に決めておく。ここで方針を決めておくと、資料を読むときも、漫然と眺めないで能動的に情報を拾っていこうという姿勢ができる。どう回り道してもここを通らずばレポートにならないので最初にやっておく。
  3. 考えるべきことについて理解しよう。
    • 対象を知らなければ、対象について考えるのはむずかしい。また対象を理解することが目的のレポートもある。その対象についてまとめるためにも、ある程度自分の言葉で言えるよう理解しよう。おそらくこの段階には幾分かの時間が必要であるが、問題設定がきちんとされていれば無駄が少ないはずだ。
    • 理解したことを箇条書きかなにかでまとめておこう。理解した項目についての概要、項目同士の関係、大項目から小項目への関係など紙にざっくり書いていくと、理解が進む。書けなければ理解できていないということも確認できる。
  4. 問題設定をもういちど確認して、レポートを書こう。
    • 書くべきことがわかっていて、対象についても理解しているのならば、ほとんど自然に手がうごくはず。書き始めの一文は後でも書きなおせるのでとにかく書く。書けないのならば、問題設定ができていないか対象を理解してないかのどちらかをまず疑う。とくに問題設定を確認する。
    • 考えについても簡単に箇条書きなどで整理しておくといいかもしれない。文章ベースで考えをまとめていくと、語りがちになり冗長な文章になってしまいかねない。
    • 書きおわったら少し時間をおいて問題設定と書いたものを見直そう。俺ってばやればできるじゃん感を味わった直後は興奮していて冷静なことを書けていない可能性がある(この文章のように)。すこし冷静になって、書くべきものを書いているか確認し、余計なこと、枝葉末節なことを削っていく。
  5. きちんと提出しよう。
    • レポートは誰かへ自分のまとめた文章を見せる(つまり報告)というものなので、ちゃんと期日どおり指定がある場合はフォーマットどおり提出する。そしてとりあえず出せたことを喜ぶ。

なおこれは経験則であり正しいものであるかどうかは知らない、といちおう書いておく。