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ヨコチン、かわいそす

真夜中のマーチ (集英社文庫)、よんだ。
やんちゃなにわか裏社会風アンチャンと、さえない風だけどアタマいい商社勤めと、成金の令嬢斜に構え系ツンデレ、3人のドタバタ犯罪わくわく系小説だった。わくわく系は、ぼくらの七日間戦争とか系のわくわく。
全体が三部にわかれてて、それぞれの視点から書かれてるんだけど、人物のウェイトの移りかわりがなにげに切ない。すこしヨコチン(やんちゃアンチャン)がかわいそすな気持ちになる。まあわくわくがメインだし、特定の登場人物のかたを持ってしまうのはこっちの勝手な解釈なんだけど。にしても不憫だわー。
あとは、何か、わりとどうでもいい感じだけど、けっこう服、車なんかの固有名詞が普通にでてきたりとかしてた。色とファッションスタイルみたいのじゃなくてブランド名商品名ずばりみたいな。まだるっこしい描写とかじゃなくて良さげ。